INTERVIEW

社員インタビュー 04

整備士一筋20余年。
これからもこの道を極めたい。

ボルボ・カー福岡東

久保 敬一(クボ ケイイチ)

2006年11月入社 / アルムナイ2020年4月再入社(47歳)

PROFILE

トヨタ、マツダディーラーで勤務した後、2006年に帝欧オートへ。2014年4月にウイルプラスホールディングスが帝欧オートを子会社化したことにより、グループに入社。地元に戻るため退職するも、2020年4月に再び入社。国家整備士資格・検査員資格に加え、メーカー最上位資格「レベル4 マスター・テクニシャン」を取得している。

CHAPTER 1

F1に魅せられて自動車業界へ

なぜこんなにすごいドライビングができるのか――。中学生だった私にとって、「音速の貴公子」と呼ばれるF1選手のアイルトン・セナは、まさにヒーローでした。いつしか自動車業界に携わりたいと思うようになり、高校卒業後は自動車工学科がある大学に進み、国家整備士の免許を取得しました。振り返ってみると、「整備士一筋」の人生を歩んでいますね。

「ウイルプラス」では大型の自動車整備を担当し、やりがいに満ちた日々を送っていました。しかし、そんなときに両親が同じタイミングで身体を壊してしまったのです。そこで、2018年に退職し、地元の長崎に戻ることに。資格があれば別の会社でも仕事が続けられると思い、トラック整備をメインに扱っている地元の企業に転職しました。しかし、どうにも物足りないのです。トラック整備の経験が未熟な私に大きな原因があったのですが、次第に「ここに自分がやりたい仕事はない」と思うようになってしまいました。

CHAPTER 2

高難易度なメーカー最上位資格を保持

「ウイルプラス」で働いていた自分を懐かしむ一方で、一度やめた場所に戻るなんてさすがに虫が良すぎるだろうと思いました。でも、福岡に用事があるたびに以前働いていた店舗の前を通っては、心を動かされる自分がいたのです。ああ、ここは自分が思っていた以上に大切な場所だったのだと、初めて気が付きました。さらに、ダメ元で当時の店長に連絡を取ると、ありがたいことに快く迎え入れてくださると言うではないですか。このチャンスを逃したらいけないと思いました。幸い、両親の容態が落ち着いたこともあり、2020年、二度目の入社を果たしたのです。

2012年には、ボルボ・グローバル・スタンダード・オブ・テクニカル・コンペテンスの最高位に位置する「レベル4 マスター・テクニシャン」の資格を取得しました。ウイルプラス全店舗の中でこの資格を持っているのは私を含めて2人。日本でも50人(全体の9.9%)しか所持していない、大変栄誉ある資格です。事前課題、学科試験、技能テストと、クリアしなければならないハードルがたくさんあり、合格者は年に1人いるかいないかだと聞きます。

CHAPTER 3

生涯プレイヤーを貫けるキャリアプラン

マスター・テクニシャンの資格を生かしつつ、現在はインストラクターとして新人に指導する役割にもついています。若い頃は自分の技術があがることが何よりの喜びでしたが、今は若者が成長する姿にこのうえない幸せをもらっています。もう47歳と若くはないですから、今後はメカニックの育成にもっと力を注いでいく所存です。

とは言え、私は一生涯プレイヤーであり続けたいとも思っています。その点では「ウイルプラス」は総合職と専門職、それぞれのキャリアプランが用意されているところに救われています。プレイヤーから管理職を目指すこともできれば、プロフェッショナルやマスターと、専門の道を極めることもできるのです。得意な道で輝き続ける場があるのは、職人気質の自分にとって最大の魅力です。

MESSAGE

愛車は10年近く乗っている「ボルボV70」です。やっぱりボルボが好きなんですよね。お客さまの中にはヴィンテージをメンテナンスしながら乗られている方も多く、整備を頼まれると普段より少しだけテンションが上がります。